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10月2日

今日は私の思い出を書こうと思います。

私にはずっと友だちはいませんでしたが、
ならいごとをさせてもらって、それをとても楽しみにしていました。というかそれぐらいしか、楽しみがなかったかもしれません
それはドリマトーン(エレクトーン)です
女の先生が、家にたずねてきてくれるという形式で、そのときだけ、空気が変わったようでした。私はまだ小学低学年でしたが、その先生とはいまでも友だちです。私の人生ではとてもラッキーなことでした。

学校もダメで、家もダメで、
私がどうしていたのかを、私も、自分でも、
子どもの時代は、一番えらべるもの
どうにかできるものが
少なかったと思います。
いやなら学校に行かなくていい
いさぎよく言ってくれる親も、少ないかもしれません。私はがんばって卒業しましたが、
もどれと言われたら絶対にいやな時代です。
良い思い出は一つ、二つぐらいしかありません。
だれにも言わないようにしていたので、
そのことを知っているのは私だけです。

私が生きていてよかったか、ですが、
私はよかったと思っています。
といっても、私はほかの人がのぞむような
両親にのぞまれるようなものは、
なに一つ、持っていないと思います。
これを子どもの私に見つけろというのは、むずかしかったかもしれません
不思議なことですが、
私がずっとそれは、持っていたものです

まだ見られないものはたくさんあります
今からでは想像もできないような、
おどろきの景色が、それを持っていたら見られるかもしれません
それを使って、
色んな人に会って、話して、
自分だけのものをぜひ、見つけてください。

 

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©midori kobayashi p rogrammed. ‐