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10月27日(自殺を考えてる方に)

先生に心を閉ざして一年以上は経っていると思いますが、もう2.3年は通っていますよねと訊いたら三年半は通ってるとのことでした。月に一回通院しています。
それを聞いて、この三年半も色々あったなと思う

あのとき先生が貸してくれた本はまだ、生家の自分の部屋にあります。首吊りに失敗して、休日(何曜日かはわからない)の朝なのに先生は病院へ来てくれ、点滴等をしてもらい、あとちょっとだったのに、と思った。もう少しで死ねた。

いつも見慣れた部屋の、棚を初めてぼーっと眺めました。先生も美術とかが好きなのか、と思った。

そのときに、必ず返してね、大事な本だから。と言って渡してくれたのが、オズの魔法使いの英語の絵本でした。私は本を読むのが苦手ですが英語が好きだから、先生も気を利かせてくれたかもしれません。ブックオフとか書いてないかなと思って裏を見ると外国のよくわからない通貨の表記で、何処で、どんな経緯でこれを入手したんだろうと思った。
死んでしまったら返せないと思って一回返した記憶なんですが家にあるのは、
いつか生きようと思ってもう一度借りたのか、思い出せません。私がしっかり自殺を図ったのはその一回だけです。

今の家からはかなり、距離があるのですが、小旅行のような感じで通っています
体調が悪い話と、整形外科に行ったけどダメだった話と、

心を閉ざしているのに唐突に3つの質問をしてみたら、わりと先生なりの、的確なこたえが返ってきました。私の、すごいと思うところと、逆に弱点と、先生の思う私の能力、です。私はそれを聞きながら、首を吊った後の後片付けも、先生にお願いして一緒に森の中の遊歩道へ行ったことを思い出していました。

入念に準備をし尽くして、精一杯死のうと、死にかかった形跡が見られるその昼間の残骸では、大人の男性の先生でさえ、手こずるぐらいに複雑にロープ類が絡まっていました。白昼に私はその光景を見て、
何も感じなかったか、
帰りには、死ねなかった、と思ったかもしれません。
一通り話して診察室を出ました。先生はいつも通り、じゃあまた、と言いました

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